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アポ電詐欺の特徴とは|かかってきたらどうすればいいか

はじめに

アポ電詐欺について被害がある場合は必ず警察へ通報しましょう。
これって詐欺かなや警察に通報するほどでもといった場合でも相談できる窓口があります。
それは
消費者ホットライン(局番なし188)
警察相談窓口(#9110)
です。
アポ電は強盗被害に繋がる可能性があり非常に危険です。
もし個人情報を他人に教えてしまった場合は速やかに相談しましょう。
 

目次

1.アポ電の基本概要
2.詐欺から強盗へ…凶悪化する手口に注意
3.アポ電の手口の流れ
4.資産や家族構成を聞く相手に注意
5.実際の手口①|公的機関のなりすまし
6.実際の手口②|銀行職員のなりすまし
7.実際の手口③|テレビ局のなりすまし
8.対策方法①|個人情報を他人に話さない
9.対策方法②|留守番電話にする
10.アポ電は犯罪予兆と認識する
11.まとめ
12.Q&A

1.アポ電の基本概要

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アポ電(アポイントメント電話)は、営業や商談を目的として、電話を通じて相手とのアポイントメントを取る手法です。
この手法は、ビジネスコミュニケーションや顧客獲得の一環として広く利用されていますが、一部の詐欺師などの犯罪者によって不正な目的で悪用されています。
 

近年では、被害者が資産を持っていると詐欺師がわかったのに詐欺で騙せなかった場合、強盗という強行手段で資産を奪おうとする凶悪なグループまで存在します。
その為、個人情報の保護と詐欺から身を守る方法がますます重要となっています。

2.詐欺から強盗へ…凶悪化する手口に注意

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アポ電は、単なる詐欺行為にとどまらず、時折凶悪化し、被害者に深刻な身体的危険をもたらすケースも発生しています。
このセクションでは、アポ電詐欺の凶悪化した手口に注意が必要な理由や実際の事例について議論します。
 

凶悪化した手口の理由や根拠: アポ電詐欺が凶悪化する主な理由は以下の通りです。

  1. 容易な情報収集:
    詐欺師は、アポ電を通じて被害者から個人情報を得ることが容易であると考えており、これを悪用して詐欺を行います。
    特に高齢者や誠実な性格の人々は、情報提供に対して警戒心が薄い傾向があり、詐欺師のターゲットとされやすいです。
     

  2. 凶悪化:
    一部の詐欺師は、詐欺で騙せなかったら強盗するという強行手段にでます。
     

凶悪化した手口の事例:

以下は、アポ電詐欺が凶悪化した実際の事例の一部です。
これらの事例から、詐欺師の手口の危険性を理解できます。
 

例文1:詐欺から強盗への発展
東京都江東区のマンションで加藤邦子さん(80)が死亡した事件で、警視庁は1日、司法解剖の結果、窒息死の疑いがあるとして強盗殺人事件と断定し、深川署に捜査本部を設置した。
事件前には資産状況を尋ねる内容の「アポ電」と呼ばれる不審な電話があった。
1、2月の別の緊縛強盗事件と手口が酷似しており、同庁は同一犯の疑いがあるとみている。こうした電話は昨年、都内で3万4千件以上が確認されている。
朝日新聞デジタル引用
 

例文2: 恐喝と身体的脅迫
個人情報を詳しく入手した犯罪者は被害者に対して家族や身体に危害を加えると脅迫。
被害者は警察に対する申し出を恐れ、犯罪者の要求に従った。
 

これらの事例からわかるように、アポ電が凶悪化すると、被害者は身体的、精神的な危険にさらされる可能性が高まります。
 

注意点:
アポ電詐欺から身を守るためには、以下の注意点が重要です。

  • 警戒心の高揚:
    誰からの電話でも、身元を確認することや、急な要求に対して冷静に対処することが大切です。
     
  • 警察への報告:
    詐欺行為に遭遇した場合、直ちに警察に通報しましょう。
    被害を最小限に抑えるために重要です。
     

アポ電詐欺の凶悪化に警戒し、冷静な対応を心掛けることが、被害を防ぐ鍵となります。
 

3.アポ電の手口の流れ

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アポ電は、犯罪者が被害者から個人情報や資産を詐取する手法です。
この手口は巧妙で洗練されており、以下にアポ電の典型的な手口の流れを説明します。
これを知ることで、犯罪者のトリックに注意を払い、被害を未然に防ぐことができます。
 

アポ電の手口の流れ:

  1. 1.犯罪者の接触:
    犯罪者は、一般的には電話で被害者に接触します。
    この際、犯罪者は信頼性のある身分を装い、公的機関、銀行、テレビ局などの職員や担当者を名乗ることが多いです。
     

  2. 2.信頼性の演出:
    犯罪者は、被害者に対して信頼性をアピールします。
    これには、被害者の個人情報(名前、住所など)を正確に把握し、本物の情報提供者であるかのように振る舞うことが含まれます。
     

  3. 3.騙し取りの要求:
    犯罪者は、被害者に対して聞き出しを行います。
    これは、資産状況、家にある現金の額、家族構成、家にいる時間帯などです。
     

  4. 4.実行:
    詐欺師の場合、先程の情報をもとに騙しやすいと考えられる詐欺を仕掛けます。
    例えば被害者が高齢の1人暮らしで離れて暮らす息子がいると情報が分かった場合、オレオレ詐欺と劇場型詐欺を組み合わせて詐欺を仕掛けてきます。

    犯罪者の場合、家に現金が多くあると分かったら強盗しに来ます。
    1人暮らしや家にいる時間まで知られてしまった場合、緊急性が非常に高いので注意して下さい。
     

アポ電詐欺は被害者に深刻な損害をもたらすことがあり、警戒心を持って適切に対処することが不可欠です。

4.資産や家族構成を聞く相手に注意

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アポ電は、被害者から個人情報を詐取するため、資産や家族構成に関する質問をすることがあります。
ここでは、このような相手に注意する重要なポイントを説明します。
 

注意すべきポイント:

  1. 身元確認:
    電話での相手が本物であることを確認しましょう。
    公的機関や銀行などの職員が名乗る場合でも、正当性を確認することが大切です。
    犯罪者は疑似的な情報を提供することがあるため、慎重に確認しましょう。
     

  2. 個人情報の提供を拒否:
    相手が資産や家族構成に関する質問をしてきた場合、適切な理由がない限り、個人情報を提供しないでください。
     

注意事項:

  • ・詐欺師は狡猾で巧妙な手口を用いるため、疑念を抱いた場合には、絶対に個人情報を提供しないでください。
     
  • ・公的機関や金融機関からの電話でも、相手の身元を確認することは大切です。
    公的機関からの電話であれば、通常、公式な書類や通知も届くはずです。
    疑念を感じたら、公的機関に直接問い合わせることも考慮しましょう。
     

資産や家族構成に関する情報は非常にプライベートなものであり、慎重な取り扱いが必要です。
犯罪者からの電話には冷静に対処し、安全を確保するために注意を怠らないようにしましょう。

5.実際の手口①|公的機関のなりすまし

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アポ電は、公的機関の職員を装い、被害者から個人情報を詐取しようとする手口を使用します。
以下は、実際の手口の一例です。

  1. 電話の着信:
    被害者は、市役所からの電話を受けるか、市役所の番号を模倣した着信を受けます。
    犯罪者は市役所職員であるかのように振る舞います。
     

  2. 信頼性の演出:
    犯罪者は、被害者に対して市役所の職員であることを主張し、正式な言葉遣いや手続きに続く説明を行います。
    被害者を安心させるために、市役所の名前や住所、番号を正確に伝えることがあります。
     

  3. 税金還付の申告:
    犯罪者は、被害者に対して「税金還付の申告が適用されるかもしれない」と伝え、返金のために個人情報が必要であると主張します。
     

  4. 個人情報の詐取:
    被害者は、犯罪者の要求に従って、名前、住所、資産状況、家族構成、銀行口座情報などの機密情報を提供することがあります。
     

  5. 詐欺や強盗の実行:
    犯罪者が被害者の資産を奪いに来ます。
     

注意点:

  • 身元確認:
    電話での相手が本物であるか確認しましょう。
    市役所の職員であるかどうかを確認するため、市役所の公式な連絡先に問い合わせることが重要です。
     

  • 個人情報の提供を拒否:
    電話での情報提供を求める相手には、個人情報を提供しないようにしましょう。
    公的機関は通常、書面での連絡や正式な手続きを経て情報を収集します。
     

  • 警察への通報:
    疑わしい電話が犯罪の兆候を示す場合、警察に通報しましょう。
     

市役所職員を装った犯罪者から身を守るためには、警戒心を持ち、公式な連絡手段を利用することが肝要です。
犯罪者の要求に従わないようにしましょう。

6.実際の手口②|銀行職員のなりすまし

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アポ電は、銀行職員を装って被害者から個人情報をだまし取る手口も使用します。
以下は、この手口の流れと注意点です。
 

手口の流れ:

  1. 電話の着信:
    被害者は、自身の銀行からの電話を受けるか、銀行の番号を模倣した着信を受けます。
    犯罪者は銀行職員であるかのように振る舞います。
     

  2. 信頼性の演出:
    犯罪者は、被害者に対して銀行の正規の職員であることを主張し、銀行の名前や支店の情報を正確に伝えます。
    被害者を安心させるために、銀行の業務に関する説明を行うことがあります。
     

  3. 不正利用の疑い:
    犯罪者は被害者に対して「あなたのクレジットカードが不正に使用されている疑いがある」と告げ、詳細な情報を確認する必要があると主張します。
     

  4. 個人情報の詐取:
    被害者は犯罪者の要求に従って、資産状況、クレジットカード情報、銀行口座情報、セキュリティコードなどの個人情報を提供することがあります。
     

  5. 犯罪の実行:
    被害者の情報によって詐欺や強盗で資産を奪いに来ます。
     

注意点:

  • 身元確認:
    電話での相手が本物であるか確認しましょう。
    銀行の職員であるかどうかを確認するため、銀行の公式な連絡先に問い合わせることが大切です。
     

  • 個人情報の提供を拒否:
    電話での情報提供を求める相手には、個人情報を提供しないようにしましょう。
    銀行は通常、セキュリティの確保のためにクレジットカード情報などを電話で尋ねることはありません。
     

  • 警察への通報:
    疑わしい電話が詐欺の兆候を示す場合、警察に通報しましょう。
     

銀行職員を装った犯罪者から身を守るためには、詐欺師のトリックに引っかからないように注意深く行動しましょう。
個人情報を提供する前に、相手の身元を確認することが大切です。

7.実際の手口③|テレビ局のなりすまし

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アポ電は、テレビ局のスタッフを装い、被害者から個人情報をだまし取る手法も使用します。
以下は、この手口の流れと注意点です。
 

手口の流れ:

  1. 電話の着信:
    被害者は、テレビ局からの電話を受けるか、テレビ局の番号を模倣した着信を受けます。
    犯罪者はテレビ局の制作スタッフであるかのように振る舞います。
     

  2. 信頼性の演出:
    犯罪者は、被害者に対してテレビ番組の制作に関与しており、資産状況に関するアンケートを行っていると主張します。
    番組に関する詳細な情報を提供し、被害者を安心させるために説明を行います。
     

  3. 資産状況の確認:
    犯罪者は被害者に対して、資産状況についての質問を行います。
    具体的な質問には、財産の評価額、銀行口座残高、家族構成、家にいる時間帯などが含まれることがあります。
     

  4. 犯罪の実行:
    犯罪者によって被害者の情報に適する詐欺や強盗が実行されます。
     

注意点:

  • 身元確認:
    電話での相手が本物であるか確認しましょう。
    テレビ局のスタッフであるかどうかを確認するため、テレビ局の公式な連絡先に問い合わせることが重要です。
     

  • 個人情報の提供を拒否:
    電話での情報提供を求める相手には、個人情報を提供しないようにしましょう。
    テレビ番組の制作に関与する者が資産状況について詳細な情報を尋ねることは通常ありません。
     

  • 警察への通報:
    疑わしい電話が詐欺の兆候を示す場合、警察に通報しましょう。
     

テレビ局の制作スタッフを装った犯罪者から身を守るためには、警戒心を持ち、個人情報を提供する前に相手の身元を確認することが大切です。
犯罪者のトリックに引っかからないようにしましょう。

8.対策方法①|個人情報を他人に話さない

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アポ電詐欺から身を守るための第一歩は、個人情報を他人に話さないことです。
以下は、個人情報を守るための対策方法です。
 

対策方法:

  1. 警戒心を持つ:
    電話での相手が身元を確認する前に、疑念を抱くことは大切です。
    急な要求や情報提供を求める相手には警戒しましょう。
     

  2. 情報提供前に確認:
    電話での情報提供を求める相手に対して、その身元を確認しましょう。
    公的機関や銀行の場合、公式な連絡先に問い合わせて相手の正当性を確認することが重要です。
     

  3. 個人情報の重要性を理解:
    個人情報の重要性を理解し、第三者と共有する際には慎重になりましょう。
    特に資産状況、銀行口座情報、クレジットカード情報などは慎重に取り扱いましょう。
     

  4. 身近な人と相談:
    疑わしい電話を受けた場合、家族や友人と相談しましょう。
    彼らの意見を聞くことで、冷静な判断ができるかもしれません。
     

  5. 警察への通報:
    犯罪の兆候がある場合、警察に通報しましょう。
     

個人情報は非常に貴重であり、慎重に取り扱うことが不可欠です。
他人に個人情報を提供する前に、その相手の信頼性を確認し、警戒心を持ちましょう。
個人情報の漏洩を防ぐために積極的に行動しましょう。

9.対策方法②|留守番電話にする

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アポ電詐欺から身を守るための効果的な対策の一つは、留守番電話を活用することです。
留守番電話を導入することで、犯罪者との接触を減らし、安全を確保することができます。
以下は、留守番電話を活用する際の対策方法です。
 

対策方法:

  1. 留守番電話の設定:
    自宅の電話に留守番電話機能を設定しましょう。
    犯罪者の多くは自分の声を残す事に抵抗があります。
    留守番電話に繋がるだけで諦める犯罪者もいますので効果的です。
     

  2. メッセージ録音:
    留守番電話の場合、犯罪者のメッセージを録音することができます。
    メッセージを残すことで、相手の話術やペースに流されることなく冷静に判断する時間を確保できます。
     

留守番電話を利用することで、犯罪者との直接的な対話を避け、冷静な判断をする時間を確保できます。
留守番電話を上手に活用し、安全を確保しましょう。

10.アポ電は犯罪予兆と認識する

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アポ電詐欺から身を守るために重要なのは、アポ電が犯罪予兆の一つであると認識することです。
アポ電によって個人情報を知られてしまった場合、詐欺師のターゲットになるか犯罪者に家を強盗される前段階である可能性が高いです。
 

アポ電は犯罪の一形態であり、被害者をだます手法が巧妙に進化しています。
犯罪の予兆としてアポ電を認識し、対策を講じることが、自身と他の人々を守る重要なステップです。

11.まとめ

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この記事では、アポ電詐欺について詳しく説明し、その手口や対策方法について紹介しました。
以下にまとめを行います。

  • アポ電詐欺の基本概要:
    アポ電詐欺は、犯罪者が電話で被害者に接触し、個人情報をだまし取る手法の一つです。
    高齢者などが主な標的とされています。
     

  • 詐欺から強盗への凶悪化:
    アポ電詐欺は単なる金銭の詐取にとどまらず、強盗の被害に発展し生命の危機に直面することもあります。
     

  • アポ電の手口の流れ:
    アポ電は、公的機関、銀行、テレビ局の職員などを装い、被害者から個人情報を詐取しようとします。
    手口の流れを理解することが重要です。
     

  • 資産や家族構成を聞く相手に注意:
    電話での情報提供を求める相手には、慎重に対応しましょう。
    個人情報を提供する前に相手の身元を確認し、警戒心を持つことが大切です。
     

  • 実際の手口:
    公的機関、銀行、テレビ局などを装った詐欺師の手口を具体的に説明しました。
     

  • 対策方法:
    個人情報を他人に話さない、留守番電話を活用する、アポ電を犯罪予兆と認識するなどの対策方法を紹介しました。
     

アポ電から身を守るためには、警戒心を持ち、冷静に判断することが不可欠です。
個人情報の保護と安全を確保するために、この記事で紹介した対策方法を実践しましょう。
そして、犯罪者に騙されずに安心して生活を送ることができます。

12.Q&A

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Q1: アポ電から身を守るために、どのようにして犯罪者の身元を確認すべきですか?

A1: 電話での情報提供を求める相手が公的機関や銀行の職員であると主張する場合、公式な連絡先を自分で調べて、改めて自分からその連絡先に問い合わせましょう。
 

Q2: 犯罪者に個人情報を提供してしまった場合、どのように対処すべきですか?

A2: 緊急性が高い場合は速やかに警察に通報しましょう。そうでない場合は警察相談窓口(#9110)か消費者ホットライン(局番なし188)でも相談する事が出来ますので活用して下さい。

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