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振り込め詐欺とは|返金方法や警察への相談方法を解説

振り込め詐欺救済法

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犯罪利用預金口座等に係る資金による被害回復分配金の支払等に関する法律(以下、「振り込め詐欺救済法」といいます。)は、預金口座等への振り込みを利用して行われた詐欺等の犯罪行為により被害を受けた者に対する被害回復分配金の支払のため、預金等に係る債権の消滅手続及び被害回復分配金の支払手続等を定め、もって当該犯罪行為により被害を受けた者の財産的被害の回復に資することを目的としています。

一般的に対象となる犯罪行為としては、オレオレ詐欺、架空請求詐欺、融資保証金詐欺、還付金等詐欺のほか、ヤミ金融や未公開株式購入に係る詐欺等が該当します。

被害にあわれた方は、この法律に定める手続を経て、失権した振込口座の残高を上限として、被害回復分配金の支払を受ける方法により、被害回復を受けることができます。
 

【救済を受けるための留意事項】

  • ○被害に気付いたら、直ちに振込先の金融機関等へ連絡を!

  • ○被害回復分配金の支払を受けるためには被害の申請が必要です!

  • ○犯人が預金口座等からお金を引き出してしまうと救済は受けられません!

  • ○振込手続によらない詐欺(例えば、現金を犯人に手渡ししてしまった、ゆうパック等に現金を同封して犯人が指定先した宛て先に郵送してしまった、というケース)は、振り込め詐欺救済法の適用は受けられません!
    (金融庁ホームページ引用)
    詳しくは金融庁ホームページへ

目次

1.注意!特殊詐欺認知件数増加
2.振り込め詐欺とは何か

3.振り込め詐欺の代表的な手口
3-1.オレオレ詐欺
3-2.還付金詐欺
3-3.架空請求

4.振り込め詐欺の被害にあわないための対策
4-1.電話対策
4-2.メール対策
4-3.正式なホームページの閲覧・問い合わせ
4-4.家族間の合言葉をつくる
4-5.ATMの振り込み限度額を低く設定し直す

5.振り込め詐欺の相談先
5-1.被害がある場合(警察に通報)
5-2.まだ被害がない場合(警察相談窓口、消費者ホットライン)

6.二次被害に備える
7.まとめ
8.Q&A

1.注意!特殊詐欺認知件数増加

令和4年の特殊詐欺の認知件数は17,570件(+3,072件、+21.2%)、被害額は370.8億円(+88.8億円、+31.5%)と前年に比べていずれも増加しました。
 被害額は8年ぶりに増加に転じており、高齢者を中心とした被害が深刻な情勢にあります。
警察庁発表ホームページ引用)

2.振り込め詐欺とは何か

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振り込め詐欺(ふりこめさぎ)は、詐欺師が被害者に対して金銭を振り込ませる手法の一つです。
この詐欺手口は、近年急増しており、詐欺師は巧妙かつ多様な手法で被害者を騙し取ります。
振り込め詐欺は、その手口によってさまざまな種類に分類されますが、共通しているのは被害者からお金をだまし取ることです。
 

振り込め詐欺の主な特徴:

  • 信頼性の装い:
    詐欺師はしばしば公的機関、銀行、警察、さらには友人や家族を装い、被害者に対して信頼性を高めます。
     
  • 高額な報酬の約束:
    詐欺師は被害者に高額な報酬や景品を約束し、そのためにお金を振り込むように説得します。
     
  • 緊急性の強調:
    詐欺師は被害者に対して緊急性を強調し、すぐに行動しなければならないと圧力をかけます。
     
  • 情報の要求:
    詐欺師は個人情報や銀行情報、クレジットカード情報を要求することがあり、これを利用して被害を拡大します。
     

振り込め詐欺は、詐欺師が巧妙な手法を駆使して被害者を騙し取るため、注意が必要です。
 

補足説明:
振り込め詐欺(振り込み詐欺)は、詐欺師が被害者に対して特定の金額を振り込むように騙す手法で、被害者は自分からお金を送金してしまいます。
この詐欺は一般に電話、メール、ウェブサイト、あるいは直接のコンタクトを通じて行われ、詐欺師は信頼性を高めたり、被害者に金銭的な利益を約束することで説得を試みます。
被害者がお金を振り込むと、詐欺師はそのお金を不正に受け取り、被害者は実際には何も受け取らないか、または不当に高い金額を支払うことになります。
振り込め詐欺は高度で危険な詐欺手法の一つであり、警戒が必要です。

3.振り込め詐欺の代表的な手口

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3-1. オレオレ詐欺

オレオレ詐欺は、詐欺師が被害者に自分を身内と偽り、緊急の資金が必要だとしてお金を要求する手法です。
この手口では、被害者に対して通常以下のステップで実行されます。
 

ステップ1: 身内のなりすまし

詐欺師は被害者に電話をかけ、自分を被害者の家族(主に孫や親戚)と偽ります。
声のまねや情報を収集しているため、被害者は本物と思い込みやすくなります。
 

ステップ2: 緊急の事情を語る

詐欺師は緊急の事情(事故や逮捕、医療費の支払いなど)をでっち上げ、お金が必要だと被害者に説明します。
被害者は親しい身内の安全を心配し、その要求に応じることが多いです。
 

ステップ3: お金の振り込みを求める

詐欺師は被害者に現金を振り込むように求め、通常は急いで行動するよう圧力をかけます。
お金を振り込んだら、詐欺師はすぐに消えてしまいます。
 

ステップ4: 被害者のお金が詐欺師に渡る

被害者は詐欺師にお金を振り込み、そのお金は詐欺師に渡ります。
詐欺師はこのお金を不正に受け取り、被害者は実際には偽の事情に基づいてお金を支払ってしまうことになります。
 

オレオレ詐欺は被害者が詐欺師を親戚と信じやすいため、特に危険です。
被害者は事前に確認することや警戒することが重要です。
身内の声や情報を確認し、急なお金の要求には慎重に対処することが大切です。
 

補足説明:
オレオレ詐欺は、詐欺師が被害者に対して「オレオレ(私だよ、私)」と偽り、身内であるかのように振る舞い、お金を騙し取る手法です。
一般的に被害者は詐欺師を信じやすく、親戚や孫などの身内が何らかのトラブルに巻き込まれた際にお金を支援しようとする心情を利用されます。
詐欺師は被害者に感情的な圧力をかけ、急いでお金を振り込むよう要求します。
注意深く対処することが、オレオレ詐欺から身を守る鍵です。

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3-2. 還付金詐欺

還付金詐欺は、詐欺師が被害者に対して過去の課税金や利益の還付金があると偽り、お金をだまし取る手法です。
この手口では、詐欺師は通常以下のステップで実行されます。
 

ステップ1: 還付金の存在を主張

詐欺師は被害者に電話やメールを通じて連絡し、税金や利益に関連する還付金が存在すると主張します。
被害者には大金を受け取る機会があると言い、興味を引きます。
 

ステップ2: 個人情報の収集

詐欺師は被害者から個人情報(社会保障番号、銀行口座情報、クレジットカード情報など)を収集しようとします。
これは後で詐欺を実行するための重要な情報です。
 

ステップ3: 手数料の支払いを求める

詐欺師は還付金を受け取るために、手数料や税金の支払いを被害者に求めます。
被害者は還付金を受け取るためにはこれらの支払いが必要だと思い込み、お金を振り込むことがあります。
 

ステップ4: お金の振り込み

被害者が手数料や税金を支払った後、詐欺師はそのお金を受け取ります。
しかし、還付金は実際には存在しないため、被害者はお金を失うことになります。
 

還付金詐欺は、詐欺師が財政的な誘惑を利用し、被害者にお金を騙し取る手法です。
被害者は個人情報を提供する前に注意し、税金や利益に関連する還付金の情報は信頼性のある公的機関から確認することが大切です。
 

補足説明:
還付金詐欺は、詐欺師が被害者に対して過去の課税金や利益に関連する還付金があると偽り、その還付金を手に入れるためにお金を要求する手法です。
詐欺師は被害者に課税金の支払いや手数料の支払いが必要だと主張し、被害者にお金を振り込ませます。
しかし、実際にはこの還付金は存在しないため、被害者はお金を失うことになります。
還付金詐欺は特に税務関連の知識が乏しい被害者に対して効果的であり、警戒が必要です。
正式な情報源からの確認や相談が大切です。

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3-3. 架空請求詐欺

架空請求詐欺は、詐欺師が被害者に対して未払いの請求があると偽り、お金をだまし取る手法です。
この手口では、詐欺師は通常以下のステップで実行されます。
 

ステップ1: 未払い請求の主張

詐欺師は被害者に電話、メール、または手紙で連絡し、未払いの請求があると主張します。
この請求は架空のものであり、被害者は知識がないため疑わずに受け入れることがあります。
 

ステップ2: 支払いの要求

詐欺師は被害者に対して未払い請求の金額を支払うように要求します。
通常、即座に支払わなければ法的な措置がとられると脅迫されます。
 

ステップ3: 威圧的な手法

詐欺師は威圧的な手法を使用し、被害者に圧力をかけます。
法的手続きや訴訟が起こされると脅し、被害者を恐れさせます。
 

ステップ4: お金の振り込み

被害者が脅威に屈し、未払い請求金を支払うことがあります。
詐欺師はそのお金を受け取り、被害者は実際には存在しない請求金を支払ってしまいます。
 

架空請求は詐欺師が法的な問題や脅威を用いて被害者を騙し取る手法であり、注意が必要です。
被害者は未払い請求に疑念を抱き、支払う前に正確な情報を確認することが大切です。
 

補足説明:
架空請求は、詐欺師が被害者に対して未払いの請求があるかのように振る舞い、お金を騙し取る手法です。
詐欺師は通常、未払いの請求が存在し、法的措置がとられる可能性があると主張します。
被害者はこのような脅しに対して恐れを抱き、お金を支払うことがあります。
しかし、実際にはこの請求は架空であり、詐欺師が被害者からお金をだまし取ることが目的です。
架空請求に遭遇した場合、冷静になり、脅威に屈せず、正確な情報を確認することが重要です。
警察や消費者保護機関に相談することも検討しましょう。

4.振り込め詐欺の被害にあわないための対策

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4-1. 電話対策

振り込め詐欺から身を守るためには、慎重な電話対策が不可欠です。
身元がはっきりしない電話に対処するために、以下の対策を実践しましょう。
 

1. 身元を確認する習慣を持つ:

  • 電話を受けた際、相手の身元や所属を確認する癖をつけましょう。
    名前、会社名、部署などを尋ねてみます。
     

2. 疑わしい電話番号を無視する:

  • 電話番号が非通知や不明瞭なものからかかってきた場合、慎重に対応しましょう。
    詐欺師は身元を隠すことが多いです。
     

3. 情報提供を拒否する:

  • 電話相手から個人情報や銀行情報を要求された場合、絶対に提供しないでください。
    正当な機関はこのような情報を電話で要求しません。
     

4. 電話を切る勇気を持つ:

  • 疑わしい電話がかかってきたら、連絡先を聞いた後、そのまま電話を切りましょう。
    詐欺師はしばしば長時間の電話で圧力をかけてきますが、それに屈する必要はありません。
     

5. 第三者に相談する:

  • 疑念を抱いた場合、家族や友人に相談し、その電話が本物かどうかを確認することができます。
     

6. 電話番号のブロック設定:

  • 疑わしい電話番号をブロックする機能をスマートフォンや固定電話で活用しましょう。
    これにより、再び同じ詐欺師からの電話を受けるリスクが低減します。
     

電話を受ける際には、冷静さと慎重さが大切です。
身元がはっきりしない電話に対して警戒心を持ち、自己防衛の意識を高めることで、振り込め詐欺の被害から身を守ることができます。
 

補足説明:
電話を通じた振り込め詐欺は非常に巧妙で危険な手法の一つです。
詐欺師は被害者に対して圧力をかけ、情報を引き出すために長時間の電話をかけることがあります。
そのため、被害者は冷静さを保ち、身元がはっきりしない電話に対しては警戒することが大切です。
身元を確認し、個人情報を提供しないよう心掛けましょう。
そして、疑わしい電話があれば警察に通報し、詐欺師の摘発に協力しましょう。

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4-2. メール対策

振り込め詐欺から身を守るためには、メールに対する慎重な対策が不可欠です。
特に以下のポイントに注意しましょう。
 

1. リンクをクリックしない:

  • 不審なメールや送信元の不明なメールに含まれるリンクを絶対にクリックしないでください。
    これらのリンクは、詐欺のウェブサイトに誘導することがあります。
     

2. 添付ファイルに警戒する:

  • 不明な送信者からのメールに添付されたファイルを開かないでください。
    添付ファイルにはウイルスやマルウェアが含まれていることがあります。
     

3. メールの文面を注意深く読む:

  • メールの文面に文法ミスや不自然な表現がある場合、不審なメールである可能性が高いです。
    慎重に確認しましょう。
     

4. 電話番号に連絡しない:

  • メールに書かれた電話番号には絶対に連絡しないでください。
    詐欺師は電話をかけて個人情報を詐取しようとすることがあります。
     

5. 送信元のメールアドレスを確認:

  • メールの送信元が不審である場合、そのメールを信用しないようにしましょう。
    詐欺師は巧妙に偽装されたメールアドレスを使用することがあります。
     

6. 信頼性のあるセキュリティソフトウェアを使用する:

  • メールのセキュリティを強化するために、信頼性のあるセキュリティソフトウェアを導入し、定期的に更新することが重要です。
     

メールは詐欺師が被害者にアプローチする手段の一つとして広く利用されています。
したがって、不審なメールに対する警戒心を持ち、上記の対策を実践することで、振り込め詐欺からの保護を強化できます。
 

補足説明:
メール対策は振り込め詐欺からの保護に非常に重要です。
詐欺師はメールを通じてリンクを提供し、個人情報を詐取しようとすることがあります。
また、添付ファイルにはウイルスやマルウェアが含まれていることがあるため、慎重に取り扱う必要があります。
不審なメールが届いた場合、それを無視し、リンクや添付ファイルに触れないようにしましょう。
さらに、不明瞭な送信元や不自然な文面に対して警戒心を持つことが大切です。
振り込め詐欺に遭遇しないためには、メール対策を徹底しましょう。

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4-3. 正式なホームページの閲覧・問い合わせ

振り込め詐欺から身を守るためには、正式なホームページの閲覧と問い合わせを行うことが大切です。
以下のポイントに留意しましょう。
 

1. 公式ウェブサイトを確認する:

  • 何かの情報やサービスに関して疑念を抱いた場合、公式なウェブサイトを訪問して情報を確認しましょう。
    公式なウェブサイトは通常、信頼性のあるドメインを使用しています。
     

2. URLの確認:

  • ホームページのURLを慎重に確認し、スペルミスや類似したドメインを持つ偽のサイトから情報を提供しないようにしましょう。
     

3. 公式の問い合わせ先を利用する:

  • 疑念を抱いた場合や緊急の問題がある場合、公式な問い合わせ先(連絡フォーム、電話番号、メールアドレス)を利用して問い合わせましょう。
    公式なサポート窓口は正確な情報提供とサポートを行います。
     

4. 電話番号に注意:

  • ウェブサイトで提供された電話番号には注意が必要です。
    詐欺師は偽の連絡先を提供し、電話で詐欺の試みを行うことがあります。
    公式な電話番号を確認するために、ウェブサイトから直接探すか、公式文書を確認しましょう。
     

5. 情報を共有しない:

  • ウェブサイト上で個人情報や銀行情報を提供する前に、そのサイトが信頼性のあるものであるかどうかを確認しましょう。
    信頼性のあるサイトは通常、安全な暗号化を使用して情報を保護します。
     

6. ソーシャルエンジニアリングに警戒:

  • 詐欺師はソーシャルエンジニアリング手法を使用して、信頼を勝ち取ろうとします。
    情報を提供する前に相手の身元を確認しましょう。
     

7. インターネットセキュリティ対策:

  • コンピューターやスマートフォンにセキュリティソフトウェアを導入し、ウェブサイトからの不正な攻撃をブロックするように設定しましょう。
     

正式なウェブサイトの閲覧と問い合わせは、振り込め詐欺からの保護に役立ちます。
信頼性のある情報源との直接的なコミュニケーションを確保し、詐欺師の試みから身を守りましょう。
 

補足説明:
正式なホームページの閲覧と問い合わせは、振り込め詐欺から身を守るために重要な手段です。
詐欺師は偽のウェブサイトや問い合わせ先を提供し、被害者から情報やお金を騙し取ろうとします。
そのため、公式な情報源を確認し、信頼性のある問い合わせ方法を使用することが大切です。
また、個人情報や銀行情報を提供する前に、ウェブサイトのセキュリティやURLを確認し、安全な環境で情報を共有することが重要です。
振り込め詐欺に遭遇しないためには、正確な情報源との直接的なコミュニケーションを確保し、不審な試みから身を守りましょう。

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4-4. 家族間の合言葉をつくる

家族間の合言葉を設定することは、振り込め詐欺からの保護に役立つ重要な対策です。
合言葉を設定することで、家族内での安全確認や詐欺の疑いを共有する手段となります。以下は合言葉の設定と活用についてのポイントです。
 

1. 合言葉の設定:

  • 家族で協力して、独自の合言葉を設定しましょう。
    合言葉は一般的なものではなく、家族内でだけ知られるものとします。
     

2. 合言葉の利用:

  • 家族内で合言葉を確認せずに情報やお金を提供しないルールを確立しましょう。
    詐欺師は合言葉を知らないため、それを通じて安全を確保します。
     

3. 子供や高齢者への指導:

  • 特に子供や高齢者は詐欺に対する警戒心が低いことがあるため、合言葉の重要性を理解させ、詐欺から守る指導を行いましょう。
     

合言葉を設定し、家族間で共有することで、振り込め詐欺からの保護が強化されます。
家族内での連携と警戒心の高まりは、詐欺師による試みに対抗する有効な手段となります。
 

補足説明:
家族間の合言葉は、詐欺師から身を守るために非常に役立つツールです。
家族全員が合言葉を共有し、詐欺の疑いがある場合にそれを確認することで、詐欺師に騙されるリスクが低減します。
特に高齢者や子供は詐欺の標的とされやすいため、合言葉を通じて安全を確保することが重要です。
また、合言葉を定期的に更新し、家族全員がその変更を把握するようにすることで、安全性を保つことができます。
合言葉を設定して家族内で協力し、詐欺からの保護を強化しましょう。

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4-5. ATMの振り込み限度額を低く設定し直す

ATMの振り込み限度額を低く設定し直すことは、振り込め詐欺からの保護に非常に有効な対策です。
限度額を低く設定することで、詐欺師が大きな金額を不正に振り込むリスクを減らし、被害を最小限に抑えることができます。
以下は、ATMの振り込み限度額を設定し直す手順です。
 

1. 銀行を訪問する:

  • 銀行や金融機関の職員に設定の仕方を教わりましょう。
     

2. ネットバンクによる設定:

  • ネットバンクを開設している場合ネットから変更できる場合があります。
     

3. 限度額を低く設定:

  • 振り込み限度額を安全なレベルに設定しましょう。
    日常の取引に影響が出ない金額を上限にする事が推奨されます。
    例えば月の振込額の最大が家賃8万円なら8万円を1回の上限金額に設定しましょう。
     

ATMの振り込み限度額を低く設定することで、詐欺師による大きな金額の不正振り込みを防ぎ、被害を最小限に抑えることができます。
また、この設定は日常の取引に影響を与えず、セキュリティを向上させる重要な措置です。
 

補足説明:
ATMの振り込み限度額を低く設定し直すことは、詐欺からの保護に寄与する重要な対策です。
限度額を低く設定することで、詐欺師が大きな金額を不正に振り込むリスクを減少させ、被害を最小限に抑えることができます。
この設定は通常、日常の取引には影響を与えず、セキュリティを向上させる効果的な手段です。
ATMを利用する際には、限度額の設定を検討し、安全性を高めましょう。

5.振り込め詐欺の相談先

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5-1. 被害がある場合(警察に通報)

金銭的被害や個人情報漏えいなど被害がある場合速やかに警察へ通報しましょう。
以下は、詐欺被害がある場合に警察に通報する手順です。
 

1. 速やかに通報する:

  • 詐欺の試みに遭遇したら、できるだけ早く最寄りの警察署に通報しましょう。
    時間の経過が被害の拡大につながる可能性があるため、迅速な対応が重要です。
     

2. 詳細な情報提供:

  • 警察に通報する際に、詳細な情報を提供しましょう。
    詐欺師の連絡先、行動内容、試みた手法など、できるだけ多くの情報を伝えることが摘発に役立ちます。
     

3. 証拠を保持:

  • 詐欺の証拠となるもの(メール、テキストメッセージ、記録された電話、レシートなど)を保持し、警察に提出する準備をしましょう。
     

4. 警察の指示に従う:

  • 警察は状況に応じて適切な対策を指示します。その指示に従い、協力しましょう。
     

振り込め詐欺の被害に遭った場合、警察への通報は迅速な対応が必要です。
警察の協力を得て、詐欺師を摘発し、他の潜在的な被害者を守る一環として、詐欺の報告と協力が重要です。
 

補足説明:
詐欺被害が発生した際には、速やかに警察に通報することが重要です。
警察は詐欺師を追跡し、摘発するための専門機関です。
被害を受けた場合、詳細な情報提供と協力が詐欺師の摘発につながり、他の被害者を守る役割を果たします。
また、警察報告書は詐欺被害の証拠として重要であり、保険請求や法的手続きに使用されることがあります。
振り込め詐欺からの保護と他の潜在的な被害者の防止のために、警察への通報は積極的に行いましょう。

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5-2. まだ被害がない場合(警察相談窓口、消費者ホットライン)

まだ詐欺被害が発生していない場合でも、詐欺に関する情報や不審な事象に対して警戒し、相談窓口を活用することが重要です。
以下は、被害がまだ発生していない場合に利用できる相談先についての情報です。
 

1. 警察相談窓口(#9110):

  • 詐欺に関する不審な情報や詐欺の予兆について、警察相談窓口に報告しましょう。
    警察相談窓口は専門的なアドバイスをしてくれ、緊急性がある場合警察への被害届を出すように促してくれ、スムーズに行動する手助けをしてくれます。
     

2. 消費者ホットライン(局番なし188):

  • 消費者ホットラインは、消費者に対する詐欺や不正行為に関する相談を受け付けています。
    消費者ホットラインは消費者権利の保護と詐欺の予防に寄与します。
    不審な商品やサービスに関する相談や報告に利用しましょう。
     

被害がまだ発生していない場合でも、詐欺に関する情報を共有し、不審な活動を報告することは社会全体の詐欺防止に寄与します。
警戒心を持ち、適切な相談先を利用して、詐欺から自身と他の人々を守りましょう。
 

補足説明:
詐欺に遭遇していない場合でも、詐欺に対する警戒心を持ち、不審な情報や活動に対して適切に対処することが重要です。
警察相談窓口や消費者ホットラインなどの相談先を活用して、詐欺からの保護に貢献しましょう。
詐欺の予兆や不審な事象を早期に報告することは、詐欺師の摘発と被害の最小化に役立ちます。
また、インターネット上で詐欺に関する情報を学び、自己防衛のスキルを向上させることも大切です。
詐欺に対する警戒心と協力は、詐欺からの保護に不可欠な要素です。

6.二次被害に備える

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振り込め詐欺からの一次被害を避けることが最優先ですが、一度詐欺に巻き込まれた場合、それに関連して二次的な被害が発生する可能性があります。
二次被害とは詐欺被害者情報が別の詐欺グループにカモの名簿として売られる可能性が高くその為今まで以上に狙われる可能性が高くなることです。
こうした二次被害を最小限に抑えるために、家族と協力し、詐欺対策を今まで以上に強化することが大切です。
以下は、二次被害に備えるための対策です。
 

1. 家族とのコミュニケーション:

  • 詐欺被害に遭った場合、家族とオープンにコミュニケーションをとりましょう。
    詐欺の詳細や被害状況を共有し、家族内での理解と協力を促しましょう。
     

2. 合言葉の確認:

  • 家族内の合言葉を確認し、詐欺師からの不正な要求に対して家族全員が警戒するようにしましょう。
    合言葉は詐欺の予防に役立ちます。
     

3. 家族の警戒心向上:

  • 家族全員に詐欺への警戒心を高めるよう促し、不審な電話やメールに対する慎重な対応を練習しましょう。
     

4. インターネットセキュリティ対策:

  • 家族のコンピューターやスマートフォンにセキュリティソフトウェアを導入し、詐欺からの保護を強化しましょう。
    安全なウェブ閲覧と情報保護が重要です。
     

5. 家族全員の教育:

  • 詐欺について家族全員に教育を行い、詐欺の手口やリスクを理解させましょう。
    特に高齢者や子供に対して、詐欺から身を守る方法を教えることが大切です。
     

6. 被害者支援グループへの参加:

  • 詐欺被害者やその家族のための支援グループやオンラインコミュニティに参加し、情報共有や相談を行う場を提供します。
    他の被害者との交流が支えとなります。
     

7. カウンセリングの検討:

  • 詐欺被害が家族に精神的な影響を与えた場合、カウンセリングやサポートを受けることを検討しましょう。
    専門家の助けを借りることで、回復がスムーズに進むことがあります。
     

振り込め詐欺からの二次被害を最小限に抑えるためには、家族との協力と詐欺対策の強化が不可欠です。
家族全員が詐欺のリスクに対して警戒心を持ち、詐欺師からの攻撃に対する準備を整えることが、安全を確保する一助となります。
 

補足説明:
詐欺被害が発生した場合、それに関連して家族や関係者にも影響が及ぶことがあります。
二次被害を最小限に抑えるためには、家族とのコミュニケーションと協力が不可欠です。
詐欺被害の共有や合言葉の確認を通じて、家族全員が詐欺師からの攻撃に警戒し、安全を確保する手段を共有しましょう。
また、インターネットセキュリティ対策や教育を通じて、詐欺からの保護を強化することも重要です。
被害者支援グループやカウンセリングも、二次被害の軽減と回復に役立つサポートです。
振り込め詐欺に対する家族全体の協力と警戒心は、詐欺からの保護に大きく貢献します。

7.まとめ

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振り込め詐欺は、詐欺師が巧妙な手口で被害者からお金を騙し取る犯罪の一つです。
この記事では、振り込め詐欺に関する情報と対策について詳しく説明しました。
以下は、まとめとして振り返るべき要点です。
 

  • ・振り込め詐欺は、詐欺師が電話やメールを通じて被害者に偽の情報を提供し、お金をだまし取る手口です。高齢者や未熟な消費者が特に標的とされています。
     

  • ・代表的な手口には、オレオレ詐欺、還付金詐欺、架空請求などがあります。
    詐欺師はさまざまな手法を駆使して被害者をだまし取ります。
     

  • ・詐欺からの保護のために、電話対策、メール対策、正式なホームページの閲覧・問い合わせ、家族間の合言葉の設定、ATMの振り込み限度額の設定など、さまざまな対策があります。
     

  • ・詐欺被害が発生した場合、速やかに警察に通報し、詳細な情報を提供しましょう。
    警察の協力を得て、詐欺師を摘発しましょう。
     

  • ・詐欺被害がまだ発生していない場合でも、詐欺に関する情報を共有し、警戒心を高めましょう。
    警察相談窓口や消費者ホットラインなどの相談先を活用し、不審な活動を報告しましょう。
     

  • ・二次被害に備えるために、家族とコミュニケーションを図り、詐欺対策を強化しましょう。
    合言葉の確認や家族全員の警戒心向上が大切です。
     

振り込め詐欺は巧妙で危険な犯罪ですが、正しい情報と適切な対策を取ることで、詐欺から身を守ることが可能です。
家族と協力し、警戒心を持ち、詐欺師に対抗しましょう。
安全な生活を守るために、詐欺対策を積極的に行うことが重要です。

8.Q&A

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Q1. 振り込め詐欺の代表的な被害例は何ですか?

A1.オレオレ詐欺・還付金詐欺・架空請求詐欺
 

Q2. 振り込め詐欺の対策として最も重要なことは何ですか?

A2. 警戒心を持つこと
 

Q3. 詐欺被害が発生した場合、どのように警察に通報すべきですか?

A3. 詐欺被害が発生した場合、以下の手順に従って警察に通報すべきです。

  1. 1.最寄りの警察署に連絡し、詐欺被害を報告します。
  2. 2.詳細な情報を提供し、詐欺師の手口や連絡先、詐欺の内容を説明します。
  3. 3.警察の指示に従い、詐欺の証拠を提供します。メール、テキストメッセージ、記録された電話、レシートなどの証拠を保持しましょう。

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