4286635_s - コピー

ホーム ≫ 高齢者狙う特殊詐欺 ≫

高齢者狙う特殊詐欺|最新手口や対策・事例・被害にあったら

はじめに

株式会社絆では防犯・防詐欺対策の講演会や防犯グッズ紹介販売を行っております。
詳しくはトップページへ

目次

1.特殊詐欺で高齢者を狙う理由

2.高齢者を狙う特殊詐欺の主な手口
2.1 オレオレ詐欺
2.2 還付金詐欺
2.3 サポート詐欺
2.4 フィッシング詐欺
2.5 ロマンス詐欺

3.特殊詐欺の対処法
3.1 特殊詐欺を知ることが詐欺対策
3.2 相手の身分確認の徹底
3.3 携帯メールに届くリンクをクリックしない
3.4 相談できる相手をつくる

4.まとめ
5.Q&A

1.特殊詐欺で高齢者を狙う理由

27354368_s

高齢者を狙う特殊詐欺が増加する背景にはいくつかの理由が存在します。
これらの要因が組み合わさることで、詐欺師は高齢者を狙った巧妙な手口を展開しています。
 

社会的孤立と信頼性

多くの高齢者は家族や友人との交流が限られている場合があります。
この社会的孤立は、詐欺師にとって狙い目となる要因です。
高齢者は信頼できる相手を求めており、詐欺師はその欲求につけこんで偽りの信頼関係を築こうとします。
 

テクノロジーに対する不慣れさ

高齢者の中には新しいテクノロジーやオンラインの取引方法に不慣れな人々が多く存在します。
詐欺師は、高齢者がインターネットやスマートフォンの利用に慣れていないことを利用して、デジタルな手口を駆使しています。
 

判断力と認知機能の低下

年齢の進行とともに、判断力や認知機能が低下することがあります。
詐欺師は、高齢者の判断の迷いや誤解を利用して、巧妙な詐欺手口を実行します。
高齢者が正当性を判断する能力が弱まることで、詐欺師の話に騙される可能性が高まります。
 

財産や年金の保有

高齢者の中には、長年の生涯貯蓄や年金を持っている人々が多くいます。
詐欺師はこれらの財産や年金を狙い、特殊詐欺を行います。
 

善意と助けの意欲

多くの高齢者は善意に満ちた性格を持っており、人を助けることや社会貢献を重視しています。
詐欺師はこのような善意を利用して、寄付や投資と称して高額な金銭をだまし取ろうとします。
 

高齢者を狙う特殊詐欺の増加は、これらの要因の複合効果によるものです。
高齢者を守るためには、これらのリスクを理解し、適切な対処策を講じることが不可欠です。

2.高齢者を狙う特殊詐欺の主な手口

4525399_s

高齢者を狙う特殊詐欺にはさまざまな手口が存在します。
詐欺師は巧妙な手口で、高齢者からお金や個人情報をだまし取ろうとします。
以下では、代表的な手口をいくつか紹介します。
 

2.1 オレオレ詐欺

オレオレ詐欺は、詐欺師が高齢者の家族になりすまし、急な事情でお金を要求する手口です。
詐欺師は声色や表現を工夫して本人そっくりに見せかけ、被害者に信じ込ませます。
 

手口の特徴:

  • 詐欺師は被害者に対して「おばあちゃん、おじいちゃん、声聞いてくれるかな?」などと親しみを持って声をかけます。
     
  • 急な事故や病気、トラブルなどの事情をでっち上げ、お金を借りるという話を持ちかけます。
     
  • 詐欺師は被害者の情報をあらかじめ収集し、家族構成や近況を知っているかのような話をします。
     

対処法:
・家族間で合言葉を事前に決めておきましょう。
その合言葉で本人確認を行えば完璧です。
 

  • ・冷静な判断力を持つことが重要です。
    急な要求や事情を鵜呑みにせず、家族や身近な人に相談する習慣をつけましょう。
     
  • ・いかなる場合でも、お金を振り込む前に詐欺の可能性を疑ってみることが重要です。
     

オレオレ詐欺は高齢者を狙った代表的な手口の一つです。
高齢者は冷静な判断力を保ち、急な要請に対しても慎重な姿勢を持つことが大切です。

26818673_s

2.2 還付金詐欺

還付金詐欺は、詐欺師が高齢者に対して架空の還付金があると偽り、個人情報や手数料をだまし取る手口です。
詐欺師は被害者に説得力のある内容を提示して信頼を勝ち取り、お金や情報を騙し取ろうとします。
 

手口の特徴:

  • ・詐欺師は電話やメール、手紙などを通じて、被害者に医療費の還付があると伝えます。
     
  • ・詐欺師は被害者の個人情報や銀行口座情報を提供するよう要求し、手続きを進めるためには手数料や事務手続き料が必要だと言います。
     
  • ・高齢者は架空の還付金につられて、詐欺師の指示に従いお金を振り込むことがあります。
     
  • ・詐欺師は被害者に対して時間的な制約や急ぎの手続きを促し、焦らせて判断力を低下させることを狙います。
     

対処法:

  • ・不明な電話番号やメールアドレスからの連絡には注意しましょう。
    公式の連絡先からの情報かどうかを確認しましょう。
     
  • ・銀行口座情報や個人情報は絶対に提供しないようにし、詳細な内容を知るためには連絡先を自分で調査しましょう。
     
  • ・急いで行動する前に、家族や友人と相談してみることをおすすめします。
    詐欺師は急がせることで判断力を鈍らせようとします。
     

還付金詐欺は高齢者を狙う手口の一つであり、被害者がお金が戻ってくるという期待に乗せられる形で進行します。
高齢者は冷静に状況を判断し、情報提供やお金の取引には慎重な姿勢を保つことが大切です。

26365604_s

2.3 サポート詐欺
サポート詐欺は、詐欺師が高齢者に対してコンピュータやインターネットの問題を装い、専門的なサポートを提供すると偽ります。
高齢者を困惑させることで不正な支払いや個人情報の提供を求める手口です。
 

手口の特徴:

  • ・詐欺師は高齢者に対して「あなたのコンピュータにウィルスが見つかりました」といった嘘の内容を伝え、専門的なサポートを申し出ます。
     
  • ・詐欺師は高齢者にリモート操作のソフトウェアをダウンロードさせ、コンピュータにアクセスします。
     
  • ・詐欺師は架空の問題を指摘し、高額なサポート料金を請求するか、信用できないサイトへのアクセスや個人情報の提供を求めます。
     

対処法:

  • ・コンピュータの専門家や信頼性のあるサポートセンターに相談する前に、電話やメールでの突然の「サポート」に注意を払いましょう。
     
  • ・不審なコールやメッセージがあった場合、公式な連絡先を自分で調べてから問い合わせるよう心がけましょう。
     
  • ・リモート操作ソフトウェアをダウンロードする前に、身近な人や専門家に相談することで、詐欺の危険を減らすことができます。
     

サポート詐欺は高齢者のコンピュータへの不安や疑念を利用して進行します。
高齢者は冷静に対応し、コンピュータ関連の問題については信頼性のある専門家に相談することをおすすめします。

27155103_s

2.4 フィッシング詐欺

フィッシング詐欺は、詐欺師が高齢者に対して偽のウェブサイトやメールを送り、正規のサイトや機関と偽装して個人情報を騙し取る手口です。
高齢者を騙してリンクをクリックさせたり、偽の情報を入力させたりすることで、個人情報を盗みます。
 

手口の特徴:

  • ・詐欺師は、公的機関や銀行、オンラインショップなどを偽装したメールやウェブサイトを送ることで、信頼性を装い詐欺を行います。
     
  • ・メールやウェブサイトには、急ぎの事情やアカウントのセキュリティ問題を装い、被害者にリンクをクリックさせて個人情報を入力させる内容が含まれます。
     
  • ・詐欺師はリンク先のウェブサイトを本物そっくりに作成し、高齢者が偽のサイトに入力した情報を抜き取ります。
     

対処法:

  • ・不審なメールが届いた場合、絶対にリンクをクリックせずに、公式なウェブサイトに直接アクセスして情報を確認するようにしましょう。
     
  • ・メールの差出人や文面に不自然な点がある場合、信頼性を疑って削除するか、正規の連絡先で確認を取ることを検討しましょう。
     
  • ・ウェブサイトに個人情報を入力する前に、URLが正規のものであることを確認し、「https://」や公式ロゴなどのセキュリティマークをチェックしましょう。
     

フィッシング詐欺は高齢者に対して非常に巧妙な手口で行われるため、慎重な行動が求められます。
高齢者は疑わしいメールやウェブサイトには警戒心を持ち、個人情報を守るための対策を講じることが重要です。

25409242_s

2.5 ロマンス詐欺

ロマンス詐欺は、詐欺師が高齢者に対してオンラインで恋愛感情を持ちかけ、信頼関係を築いてお金や贈り物を騙し取る手口です。
詐欺師は被害者の孤独や欲求を利用して、架空の恋愛関係を演出します。
 

手口の特徴:

  • ・詐欺師はオンラインの出会い系サイトやソーシャルメディアを通じて、被害者に声をかけて友情や恋愛感情を持ちかけます。
     
  • ・長い期間をかけて信頼関係を築き、被害者の心をつかむことで、感情的なつながりを作り出します。
     
  • ・詐欺師は偽の事情や困難を装い、高額なお金を要求するか、贈り物やカードなどを送るように求めます。
     

対処法:

  • ・オンラインでの出会いや交流には慎重な姿勢を持ち、急な信頼関係の築き方に疑念を持つことが重要です。
     
  • ・他人に対する個人情報や金銭の提供には注意し、急な要求には慎重に対応しましょう。
     
  • ・信頼できる友人や家族に相談することで、客観的な意見を聞くことができ、詐欺のリスクを軽減することができます。
     

ロマンス詐欺は高齢者の孤独を突いて行われる手口の一つであり、感情的な絆を築くことで被害者を欺く詐欺です。
高齢者は冷静な判断力を保ち、オンラインでの交流に対しても慎重な姿勢を持つことが大切です。

3.特殊詐欺の対処法

26449669_s

特殊詐欺に対処するためには、その手口や特徴を知ることが重要です。
詐欺師は巧妙な手法を使って高齢者を騙そうとしますが、十分な情報と知識を持つことで被害を未然に防ぐことができます。
 

特殊詐欺を知ることが詐欺対策

高齢者自身や家族、地域のコミュニティなどで特殊詐欺に関する情報を集め、詐欺の手口や特徴を学びましょう。
情報収集を通じて、詐欺の脅威を理解し警戒心を養うことが大切です。
詐欺被害者にならない為には詐欺に気づくことができるかが最も重要です。
 

また急な要求やおかしな話に対しても冷静な判断力を持ちましょう。
詐欺師は被害者を急かすことで判断力を鈍らせることを狙っています。
感情に流されず、一度立ち止まって考える習慣をつけましょう。
 

特殊詐欺に対抗するためには、情報と知識を身につけることが不可欠です。
冷静な判断力と適切な対応策を持ち、被害を未然に防ぐための準備をしておきましょう。

27321650_s

相手の身分確認の徹底

特殊詐欺を防ぐためには、相手の身分確認を徹底することが重要です。
詐欺師は詐欺を成功させるために偽名や偽の身分を使うことがありますが、適切な確認手続きを行うことでその詐欺を見破ることができます。

以下は相手の身分確認を徹底するための手順です。
 

1. 電話や訪問時の身分確認:

  • ・電話で急な要求があった場合、相手の名前と所属する組織、連絡先をメモしましょう。
     
  • ・突然の訪問があった場合も、身分を証明できる身分証や公的なIDを提示するよう求めることが大切です。
     
  • ・相手の提供する情報が怪しい場合、公式な連絡先を別途調べて本当にその組織や機関からの連絡か確認しましょう。
     

2. メールやウェブサイトの確認:

  • ・メールやウェブサイトからの連絡があった場合、差出人のメールアドレスやURLを確認しましょう。公式なアドレスやURLと一致しない場合は注意が必要です。
     
  • ・クリックする前に、リンクをマウスオーバーして表示されるアドレスが正規のものか確認しましょう。不審なアドレスやURLはクリックしないようにしましょう。
     

3. 公的機関や組織に直接問い合わせ:

  • ・相手が公的機関や組織を名乗っている場合、直接その機関に問い合わせて身分確認を行うことが大切です。
     
  • ・公式な電話番号や連絡先を使用して、その組織や機関の正当性を確認しましょう。
     

4. 疑わしい場合は断る:

  • ・どれだけ説得力がある要求であっても、疑念を感じた場合は無理に応じず、その場で断る勇気を持ちましょう。
     
  • ・身分確認が不十分である場合や急な要求がある場合、疑わしさを感じることがあります。自分の判断を信じて断ることが重要です。
     

相手の身分確認を徹底することで、詐欺師の陰謀を未然に防ぐことができます。
急な行動や情報提供をせず、慎重な態度を保つことが特殊詐欺に対する防御の一環となります。

389216_s

携帯メールに届くリンクをクリックしない

特殊詐欺から身を守るためには、携帯メールに届くリンクをクリックしないことが重要です。
詐欺師は偽のメールやリンクを使って高齢者をだまそうとすることがあります。
以下は携帯メールに届くリンクをクリックしないための対策です。
 

1. 不審なメールに注意:

  • ・不明な送信者からのメールや、急な要求やおかしな内容のメールには警戒心を持ちましょう。
     
  • ・メールの文面が不自然な点がある場合、相手の身分確認を求めるか、そのメールを無視することを検討しましょう。
     

2. リンクをクリックせずに確認:

  • ・メールに含まれるリンクをクリックする前に、そのリンクが正規のウェブサイトに繋がっているか確認しましょう。
     
  • ・リンクを長押しするか、カーソルを重ねることで、表示されるアドレスが正規のものか確認できます。
     

3. 公式な連絡先を利用:

  • ・メールで提供された情報や連絡先が怪しい場合、公式なウェブサイトや連絡先を別途調べて、その情報が正当かどうか確認しましょう。
     

4. メール内の情報は疑わしい:

  • ・メール内で要求される個人情報やお金の提供は疑うべきです。メールで個人情報を送る前に、公式な方法で問い合わせてみることをおすすめします。
     

特殊詐欺から身を守るためには、携帯メールに届くリンクをクリックする前に、そのメールの信頼性を確認する習慣をつけることが大切です。
怪しいメールに対して冷静な判断を保ち、リスクを避けることが詐欺対策の一環です。

24117500_s

相談できる相手をつくる

特殊詐欺や詐欺の被害を受けないためには、相談できる相手をつくることが重要です。
信頼できる人に相談することで、客観的な意見や助言を受けることができます。
以下は相談できる相手をつくるためのアプローチです。
 

1. 家族や親しい友人:

  • 家族や親しい友人は、あなたのことを理解しており気軽に相談できるでしょう。怪しい状況に直面した場合は、まずは家族や友人に相談することを検討しましょう。
     

2. 消費者ホットライン(局番なし188):

あれ、おかしいな。これ詐欺かなと思ったら消費者センターに相談できます。気軽に相談できる相手がいない場合、まずはここで相談しましょう。
 

3. 警察相談窓口(#9110):

個人情報が知られてしまったかもしれないや、金銭的被害に発展してしまうかもしれないといった場合は警察相談窓口に相談しましょう。ここでは特殊詐欺の専門的な相談ができるので活用しましょう。

 

相談できる相手を持つことは、特殊詐欺や詐欺の被害から身を守るうえで非常に重要です。
不安や疑念がある場合、周囲の人々に相談し、適切な対応策を共に考えることで、詐欺に巻き込まれるリスクを減少させることができます。

4.まとめ

24117499_s

高齢者を狙う特殊詐欺は、巧妙な手法を駆使して被害者をだまし取る危険な詐欺です。
しかし、適切な知識と対策を持つことで、被害を未然に防ぐことができます。
以下はまとめとして特殊詐欺対策のポイントです。
 

  • 特殊詐欺の理由:
    高齢者は情報に疎遠で、孤立感や信頼感を悪用されやすい対象とされます。
    そのため、特殊詐欺師は高齢者を狙う理由があります。
     

  • 主な特殊詐欺の手口:
    オレオレ詐欺、還付金詐欺、サポート詐欺、フィッシング詐欺、ロマンス詐欺など、特殊詐欺の手口は多岐にわたります。
    それぞれの手口の特徴と対処法を理解しましょう。
     

  • 対処法:
    特殊詐欺に対抗するためには、情報収集と知識の向上が重要です。
    相手の身分確認を徹底し、携帯メールに届くリンクをクリックせず、相談できる相手を持つことが大切です。
     

特殊詐欺は高齢者を狙う危険な犯罪ですが、正しい対処法を身につけることで被害を最小限に抑えることが可能です。
冷静な判断力を持ち、周囲のサポートを得ながら、詐欺師から身を守るための努力を惜しまないことが大切です。

5.Q&A

24117497_s

Q1: 特殊詐欺の被害に遭った場合、どのように対処すれば良いですか?

被害に遭った場合は、まず冷静になりましょう。
そして被害状況を確認把握してから、警察に通報しましょう。
 

Q2: 特殊詐欺の手口を事前に知る方法はありますか?

特殊詐欺の手口は常に進化しているため、最新情報を得ることが重要です。
警察や消費者センター、詐欺対策の専門団体のウェブサイトなどで、詐欺の最新情報や対策法を確認することができます。
 

Q3: 特殊詐欺に遭遇した際の急な支払いや情報提供は避けるべきですか?

はい、急な支払いや情報提供は避けるべきです。
詐欺師は被害者を焦らせることで判断力を奪うことを狙っています。
冷静に対処し、相談できる相手に相談することが大切です。
 

Q4: 高齢者を狙う特殊詐欺の予防に役立つツールはありますか?

特殊詐欺対策のためには、スマートフォンやコンピュータのセキュリティソフトウェアの導入、スパムメールのフィルタリング、詐欺ウェブサイトへのアクセス制限などが役立ちます。

株式会社 絆

営業時間
10:00〜18:00
定休日
土曜日・日曜日・祝日
年末年始

サイドメニュー